iOS 10.3リリースとアップデートの際の注意点

日本時間3月28日深夜にiOS 10.3がリリースされました。

iOS 10.3アップデートに関する詳細な情報は、他の有名なブログ等の記事を参照していただくとして…

今回のiOS 10.3アップデートによる一番大きな変化点はファイルシステムが新しくなったことでしょう。

ファイルシステムの変更は、機能追加やUI(ユーザー・インターフェース)の変更とは異なり、ユーザー側が違いに気付きにくいような一見地味な変更になるのですが、実際はコアな部分の大きな変更で、全体的なパフォーマンスアップやセキュリティ向上等のメリットが期待出来るアップデートになります。

ただし今回のようなアップデートの作業には少々注意が必要になります。

まず、過去の傾向等から、今回のアップデートについて予測出来ることは…

  • ファイルシステムが新しく変わった事で、アップデートを開始すると、iPhoneは新しいファイルシステムでフォーマットされるはずなので、その際全データーファイルは一時的に抹消されることになります。
  • 過去の傾向から今回のような大きなアップデートの際は、インストールにかなりの時間がかかることが予想されます。
  • リリース初日から数日間はダウンロードが集中する為、通常より余計に時間がかかることが予測されます。(特に今回のような大きなアップデートの場合はその傾向が強いです。)

簡単にまとめると『アップデートには時間がかり、失敗すると文鎮化(※1)の恐れあり』ということになります…

※1:iPhoneが正常に使用出来なくなり『もはや文鎮の代わりくらいにしか使い道が無い』というようなとても恐ろしく哀しい現象。

一番確実なアップデートの方法は『iTunes経由(PC使用)でアップデート』と、いうことに、なりますが、最近はそんな環境など無い人も多いと思うので…

今回は僕がOTA(※2)でiOSをアップデートする際に必ず守っている幾つかのポイントをこちらにメモしておきます。

※2:PCを経由せず Wi-Fiや4G LTEのみでデータをやり取りする方法。

  1. iOSアップデートのピーク(1〜2週間くらい?)が過ぎるのを待つ。
  2. 必ず自宅のWi-Fiまたは4G LTEの電波が安定している場所でアップデート作業を行う。
  3. アップデートに数時間かかる覚悟で時間に余裕がある時に作業する。
  4. アップデートの途中でバッテリーが切れることが無いよう、充分に充電された状態で作業を開始する。
  5. 必ずiCloudで直前のバックアップ(※3)を取る。
  6. ※3:iCloudバックアップの手順は『iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法 - Apple サポートiCloud でバックアップする方法』を参照。

以上 5点です。

※OTAによるiOSアップデートの手順は『iPhone、iPad、iPod touch の iOS ソフトウェアをアップデートする - Apple サポート記事内のデバイスをワイヤレスでアップデートする』を参照。
※:iTunesによるiOSアップデートの手順は『iPhone、iPad、iPod touch の iOS ソフトウェアをアップデートする - Apple サポート記事内のiTunes を使ってデバイスをアップデートする』を参照。

注意:もし何か万が一のことがあってもこちらは一切保障は出来ません。iOSのアップデートはあくまでも自己責任でお願いします。

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